マラナタ 主よ 来てください!


畠神父


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 灰の水曜日前日火曜日

灰の水曜日前日の火曜日
ゲッセマニの園で祈られるイエス・キリスト(御受難会固有記念)

賛歌

見よ、天の父のみことばは、高き天の住まいから、
アダムの罪によってみじめになった人々を癒すため、
燃える愛と共に来られる。

堕落した世界を憐れみながら、
崩壊した私たちの国を建て直そうと
主は頭を垂れてひざまずき、赦しを願い祈られる。

主は身震いして苦しまれ、不安を感じて叫ばれる。
「父よ、この杯をわたしから取りのけてください。
しかし、わたしが願うことではなく、御心に適うことが
行われますように。」

大きな恐れが主の心を襲う。
主は弱々しく倒れ、血の汗が体から滴り、
地を濡らす。

しかし、天から天使が現れ、疲れたイエスを力づける。
イエスは体に新しい力を感じ、力を取り戻して立ち上がる。

父と子と聖霊に賛美。世々限りなく。アーメン。
賛歌

遠い昔 預言者たちによって約束された私たちの仲介者は、
天の高みから来られた。
シオンの娘よ、これ以上悲しんで泣くことはない。
今、あなたの嘆きは終わる。

一つの園がまず死をもたらした。
イエズスが夜祈られた一つの園が、今 命をもたらす。

キリストは、父の正しい裁きをなだめる。
父は右の手の強さを抑えられる。
キリストは私たちのために進んで償いを行う。

そして、キリストは私たちを縛っていた鎖を粉々に砕き、
長い間、人間に閉ざされていた 天の門を開かれた。
永遠の喜びで祝された神の国へと
私たちを招きながら。アーメン。

初めの祈り 詩編二四

先 ゲッセマニで祈られる主イエズス・キリストを来て拝もう。
 
地と そこにあるもの、
世界と そこに住む者は神のもの。
神は海に地の基(もとい)をすえ、
水の上に固められた。

だれが神の山に登れよう。
だれが聖所に立てよう。
それは手に汚れなく、心のきよい人、
むなしいことに心を向けず、
 いつわりを口にしない者。

その人は神に祝福され、
救いの恵みを受ける。
かれはヤコブの一族、
神を求め、その顔を慕う。

門よ、とびらを開け、永遠の戸よ、あがれ。
栄光の王が はいる。
栄光の王とは だれか、
勝利を得られる力ある神。

門よ、とびらを開け、永遠の戸よ、あがれ。
栄光の王が はいる。
栄光の王とは だれか、
すべてを治める神、神は栄光の王。 栄


第一唱和 詩編六三
先 イエズスは弟子たちとともにゲッセマニというところへ行き、弟子たちに「わたしが向こうへ行って祈っている間  あなたたちはここに座っていなさい」と言われた。 
                            
神よ、わたしの神よ、わたしはあなたを慕う。
水のない荒れ果てた土地のように、
わたしの心は あなたを慕い、
からだは あなたをかわき求める。

あなたの力と栄えにあこがれて、
聖所で あなたを仰ぎ見る。
あなたの恵みは いのちにまさり、
わたしの口は あなたをたたえる。

いのちのある限り、あなたに感謝し、
手を高く上げて あなたの名を呼び求める。
もてなしを受けた時のように、
わたしの心は豊かになり、
口には喜びの歌がのぼる。

床の中で あなたを思い起こし、
夜どおし、あなたのことを思う。
あなたはわたしの助け。
あなたの翼のかげに わたしは隠れる。

わたしの心は あなたにたより、
あなたの右の手は わたしをささえる。 栄


第二唱和 旧約の歌 (ダニエル三・五七―八八 五六)
先 わたしの魂は悲しみのあまり、死ぬほどである。
ここにいて、わたしと一緒に目を覚ましていなさい」
                                       
造られたものは みな神を賛美し、
代々に神をほめたたえよ。
天のすべてのものは神を賛美し、
神の使いは神をたたえよ。

空の上の水は みな神を賛美し、
天のすべての力は神をたたえよ。
太陽と月は神を賛美し、
空の星は神をたたえよ。

雨と露は神を賛美し、
すべての風は神をたたえよ。
火と暑さは神を賛美し、
冬の厳しさも神をたたえよ。


かすみと きりは神を賛美し、
霜と寒さも神をたたえよ。
氷と雪は神を賛美し、
夜も昼も神をたたえよ。

光と やみは神を賛美し、
いなずまと雲は神をたたえよ。
大地は神を賛美し、
代々に神をほめたたえよ。

山と丘は神を賛美し、
地にはえる草木は神をたたえよ。
泉の水は神を賛美し、
海も川も神をたたえよ。

海のけもの、水に住む生き物は神を賛美し、
空の鳥は神を心たたえよ。
野のけものと家畜は神を賛美し、
すべての人は神をたたえよ。

イスラエルは神を賛美し、
代々に神をほめたたえよ。
神の祭司は神を賛美し、
神のしもべは神をたたえよ。

神に従う人は神を賛美し、
神を敬い、へりくだる人は神をたたえよ。
アナニア、アサリア、ミサエルは神を賛美し、
代々に神をほめたたえよ。

賛美は父と子と聖霊に、
代々に神をほめたたえよう。
神よ、高い大空の中で あなたは賛美され、
すべてにまさり、代々にほめたたえられる。





第三唱和 詩編一四九

先 父よ、もし出来ることならば、この杯をわたしから取り去ってください。けれども、わたしの思うままでなく、
み旨のままに」
      
新しい歌を神に歌い、
民のつどいで神を賛美しよう。
イスラエルは その造り主を喜び、
シオンの子らは その王を喜べ。

舞をささげて神の名をほめ、
鼓と琴に合わせて神をたたえよ。
神は その民を心に留め、
貧しい人を勝利で飾られる。

栄光をあびて神の民は喜び、
神に仕え、高らかに歌う。
かれらの口には神への賛美、
手には鋭い剣がある。

諸国は その報いを受け、その民はしずめられ、
王は くさりで、諸侯は かせでつながれる。
定められた さばきを果たすこと、
これは神を敬う人の誉れ。栄


神のことば ヘブライ五・六―七
神は他の箇所で、
「あなたこそ永遠に、
  メルキゼデクと同じような祭司である」
と言われています。キリストは、肉において生きておられたとき、激しい叫び声をあげ、涙を流しながら、御自分を死から救う力のある方に、祈りと願いとをささげ、その畏れ敬う態度のゆえに聞き入れられました。





答唱
先 この杯をわたしが飲まずにすごせないなら、
答 あなたのみ心が行なわれますように。
先 父よ、出来ることなら、この杯を
   わたしから取り去って下さい。
答 あなたのみ心が行なわれますように。
先 栄光は父と子と聖霊に。
答 この杯をわたしが飲まずにすごせないなら、
   あなたのみ心が行なわれますように。


福音の歌 

交唱 イエズスは、弟子たちのところに戻ってご覧になると、
かれらは眠っていたので「あなたがたはこのようにわずか一時間もわたしと共に目を覚ましていられなかったのか。誘惑に陥らぬよう、目を覚まして祈っていなさい」と言われた。




共同祈願
司 主キリストは、誘惑に陥らないよう目覚めて祈ることを、わたしたちに教えて下さいました。信頼をもって祈りましょう。③
先 キリストよ、あなたはゲッセマニの祈りをもって御受難と死に備えられました。まことにあなたにつき従うためには、神との親しい交わりが必要であることを悟らせて下さい。

答 主よ、わたしたちにあなたの祈りの精神を教えて下さい。

先 血の汗を流すまでに苦しみながらも父への祈りに堅忍されたキリストよ、世俗的な事柄に迷わず祈りによって神と共に生きることができますように。
先 キリストよ、あなたはゲッセマニの園で悲しみと失意を
経験されました。御受難の絶え間ない黙想を通して、あなたの心を心とする恵みをお与え下さい。
 先 キリストよ、あなたはゲッセマニの園で苦しみの内に使徒たちに置き去りにされました。あなたを信じるすべての人が十字架のメッセージを宣べ伝えあなたの忠実な友となれるよう恵みをお与え下さい。

主の祈り

結びの祈願
全能永遠の神よ、園で苦しみもだえる あなたのおん子は、ことばと模範によって試みのときにどう祈るかを教えて下さいました。わたしたちが豊かな恵みの実りを刈り取ることが出来るように、いつも忠実に祈る心をお与え下さい。
わたしたちの主 イエズス・キリストによって、アーメン。












晩の祈り

賛歌

見よ、天の父のみことばは、高き天の住まいから、
アダムの罪によってみじめになった人々を癒すため、
燃える愛と共に来られる。

堕落した世界を憐れみながら、
崩壊した私たちの国を建て直そうと
主は頭を垂れてひざまずき、赦しを願い祈られる。

主は身震いして苦しまれ、不安を感じて叫ばれる。
「父よ、この杯をわたしから取りのけてください。
しかし、わたしが願うことではなく、御心に適うことが
行われますように。」

大きな恐れが主の心を襲う。
主は弱々しく倒れ、血の汗が体から滴り、
地を濡らす。

しかし、天から天使が現れ、疲れたイエスを力づける。
イエスは体に新しい力を感じ、力を取り戻して立ち上がる。

父と子と聖霊に賛美。世々限りなく。アーメン。




第一唱和 詩編一一六・一〇―一九
先 わたしは嘆きを訴え、あなたの前に
   悩みをうち明ける。 

「どうしてわたしは不幸なのか」と つぶやく時も、
わたしは神に信頼している。
「人を信じることができない」と嘆く時も、
わたしは神に信頼している。

神が与えてくださった すべての恵みに、
わたしは どのように こたえようか。
救いの杯をささげ、
神の名を呼び求めよう。
すべての民の前に進み出て、
神に立てた誓いを果たそう。

神を敬う人の死は、
神の前にとうとい。
神よ、わたしは あなたのしもべ。
わたしは あなたに仕え、
あなたは わたしを救われる。
わたしは感謝のいけにえをささげ、
神の名を呼び求めよう。

すべての民の前に進み出て、
神に立てた誓いを果たそう。
エルサレムよ、おまえの中で、
神の家の中庭で。栄



第二唱和 詩編一四二
 先 うまずたゆまず祈れ。わたしの名によって父に願うことは
    すべてかなえられる。

声をかぎりに神を呼び求め、
わたしは大声で神に祈る。
嘆きを訴え、あなたの前に悩みをうち明ける。
わたしが弱り果てた時も、
神は わたしの歩みを見守ってくださる。
わたしが歩む道には、わながかけられている。

あたりを見まわしても、わたしを助ける者はない。
わたしは逃げる所もなく、
いのちを救う者もいない。
神よ、あなたに向かって わたしは叫ぶ。
「あなたはわたしのよりどころ、
わたしのいのちのすべて。」

わたしの叫びに心を留めてください。
わたしは打ちひしがれている。
しいたげる者から救ってください。
かれらは わたしより はるかに強い。

わたしを捕われの身から救い出してください。
わたしは救いの恵みに感謝し、
あなたに従う人のつどいの中で
あなたの名をたたえる。 栄


第三唱和 新約の歌(一ペトロ二・二一―二四)
先 イエズスは弟子たちの所に戻ってご覧になると、かれらは
眠っていた。そこでかれらを離れ、三度目も同じ言葉で祈られた。

キリストは わたしたちのために苦しみを受け、
あなたがたが
 その跡に従うように模範を残された。
キリストは罪を犯したこともなく、
いつわりを口にされたこともない。

ののしられても ののしり返すことなく、
苦しめられても おどすことなく、
正しくさばかれるかたに、
ご自身をゆだねられた。

わたしたちが罪に死んで生きるため、
キリストは十字架の上で、
わたしたちの罪を身に負われた。
その傷によって、あなたがたも いやされた。 栄


神のことば エフェゾ 六・一一、一七―一八
 悪魔の策略に対抗して立つことができるように、神の武具を身に着けなさい。救いを兜(かぶと)としてかぶり、霊の剣(つるぎ)、すなわち神の  言葉をとりなさい。どのような時にも、〝霊〟に助けられて祈り、願い求め、すべての聖なる者たちのために、絶えず目を覚まして根気よく祈り続けなさい。



答唱 
先 すべてにおいて感謝せよ。
答 たえず祈れ。
先 これは キリスト・イエズスにおける
   神のみ旨である。
答 たえず祈れ。
先 栄光は聖父と聖子と聖霊に。
答 すべてにおいて感謝せよ。
   たえず祈れ。

福音の歌 
交唱 イエズスはもだえて いよいよ切に祈られたので
    おん汗は血のしずくのように地に落ちた。 



共同祈願
司 主キリストは、誘惑に陥らないよう目覚めて祈ることを、わたしたちに教えて下さいました。信頼をもって主に祈りましょう。②
先 主キリストよ、あなたは御受難の苦い杯を甘受し、父の み旨に全く従われました。わたしたちに父のみ旨を行なうことを切望する渇きをお与えください。
答 主よ、わたしたちの祈りをお聞き入れ下さい。
先 祈りの後、すすんで罪人の手に自らを渡されたキリストよ、熱心な愛を持ってあなたと兄弟に奉仕するための力を祈りのうちに見出す恵みをお与えください。
先 キリストよ、あなたはみ名によって集まる人々のうちに いつも共にいると約束して下さいました。願わくは、すべての人々が教会の一致のうちに生きることができますように。
 先 主よ、あなたは罪人のために祈り、いのちを捧げてくださいました。願わくは、霊魂の救いのためにあなたと同様の熱意を私たちにお与えください。
 先 キリストよ、あなたは死と復活によってわたしたちが失っていた命を取り戻してくださいました。すべての死者をあなたの永遠のよろこびの中に受け入れてください。

主の祈り

結びの祈願 
全能永遠の神よ、園で苦しみもだえるあなたのおん子は、ことばと模範によって試みのときにどう祈るかを教えて下さいました。わたしたちが豊かな恵みの実りを刈り取ることが出来るように、いつも忠実に祈る心をお与え下さい。
わたしたちの主 イエズス・キリストによって、アーメン。

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