信徒奉仕職 第四回
第四回 秘跡
講師 ブルカルト神父 (千里ニュータウン)
場所 豊中教会
講座要旨(60分):
秘跡と典礼 (カトリック教会の教え 第二部 p170~)
・典礼(過越秘義)という中で「秘跡」は定義されている。
秘跡の定義 (教会法 840条)
7つの秘跡
三つの分け方
入信の秘跡 ⇒ いやしの秘跡(ゆるし、病者の塗油)
(洗礼、堅信、聖体)
⇒ 奉仕の秘跡 (結婚、叙階)
有効な秘跡(授与、受領)
ex opere operato(事効的)直訳(行為された業自体から)
ex opere operantis 直訳(行為者の業から)
秘跡の前提となる信仰について
個人の信仰 VS 教会の信仰
受領者の信仰(器) 幼児洗礼、猫のたとえ(トマス神学)
質疑応答
(1)秘跡を受けるために信仰が必要ということですが、
信仰があるかないかその判断に線引きがあるのですか?
(2)結婚の秘跡
民法上の有効な結婚後洗礼を受けたので、秘跡の結婚を望む
(3)堅信の秘跡 何歳になったら?
洗礼と一つの入信の秘跡の中で理解する。
しかし固有の秘跡であることを司牧的にどう理解するか?
(4)幼児洗礼 祖母の願いだけでは、 両親の信仰は?
(5)御血をこぼした人がハンカチで拭ったが・・・
猫のたとえが役立つか? 受ける側の信仰(器)
形が変化する 目的が変化する
(6)緊急洗礼 教会の信仰が補う?
(7)病人訪問での聖体授与
派遣される人、 人徳や霊性も必要 (霊的人間的な要素)
分かち合い
講師 ブルカルト神父 (千里ニュータウン)
場所 豊中教会
講座要旨(60分):
秘跡と典礼 (カトリック教会の教え 第二部 p170~)
・典礼(過越秘義)という中で「秘跡」は定義されている。
秘跡の定義 (教会法 840条)
7つの秘跡
三つの分け方
入信の秘跡 ⇒ いやしの秘跡(ゆるし、病者の塗油)
(洗礼、堅信、聖体)
⇒ 奉仕の秘跡 (結婚、叙階)
有効な秘跡(授与、受領)
ex opere operato(事効的)直訳(行為された業自体から)
ex opere operantis 直訳(行為者の業から)
秘跡の前提となる信仰について
個人の信仰 VS 教会の信仰
受領者の信仰(器) 幼児洗礼、猫のたとえ(トマス神学)
質疑応答
(1)秘跡を受けるために信仰が必要ということですが、
信仰があるかないかその判断に線引きがあるのですか?
(2)結婚の秘跡
民法上の有効な結婚後洗礼を受けたので、秘跡の結婚を望む
(3)堅信の秘跡 何歳になったら?
洗礼と一つの入信の秘跡の中で理解する。
しかし固有の秘跡であることを司牧的にどう理解するか?
(4)幼児洗礼 祖母の願いだけでは、 両親の信仰は?
(5)御血をこぼした人がハンカチで拭ったが・・・
猫のたとえが役立つか? 受ける側の信仰(器)
形が変化する 目的が変化する
(6)緊急洗礼 教会の信仰が補う?
(7)病人訪問での聖体授与
派遣される人、 人徳や霊性も必要 (霊的人間的な要素)
分かち合い
秘跡の定義:教会法 (明解だが、秘跡を制定したという意味は?)
「秘跡のガイドライン」(ケナン・オズボーン著)の説明からわかることは、秘跡教育には、諸真理の優先順位を教えなければならないということです。新カテキズムの手引きで、太田実神父(名古屋教区)が翻訳しています。出版社 新世社
*諸真理の優先順位
第二バチカン公会議で注目される文書の一つに、「カトリック教理の真理の優先順位」を取り扱う「エキュメニズムに関する教令」第11項があります。
「カトリック教会の教理の諸真理とキリスト教信仰の基礎との関係は種々異なったものである。そのため、諸教理の比較に関しては、それらの諸真理の間に秩序、つまり「優先順位」が存在することを忘れてはならない。」
1993年の『エキュメニズムの指針』も教理の優先順位を尊重するように求めています。
「さらに、カトリック教会の教理の「諸真理の優先順位」を常に尊重しなくてはならない。こうした真理は、すべてが信仰の同意を求めるとはいえ、すべてが同じようにイエス・キリストにおいて啓示された秘義の中心になるのではない。キリスト信仰の基礎とのつながりが違うのである。(第75項)」
*恵みの分配
「秘跡のガイドライン」(ケナン・オズボーン著)の説明からわかることは、秘跡教育には、諸真理の優先順位を教えなければならないということです。新カテキズムの手引きで、太田実神父(名古屋教区)が翻訳しています。出版社 新世社
*諸真理の優先順位
第二バチカン公会議で注目される文書の一つに、「カトリック教理の真理の優先順位」を取り扱う「エキュメニズムに関する教令」第11項があります。
「カトリック教会の教理の諸真理とキリスト教信仰の基礎との関係は種々異なったものである。そのため、諸教理の比較に関しては、それらの諸真理の間に秩序、つまり「優先順位」が存在することを忘れてはならない。」
1993年の『エキュメニズムの指針』も教理の優先順位を尊重するように求めています。
「さらに、カトリック教会の教理の「諸真理の優先順位」を常に尊重しなくてはならない。こうした真理は、すべてが信仰の同意を求めるとはいえ、すべてが同じようにイエス・キリストにおいて啓示された秘義の中心になるのではない。キリスト信仰の基礎とのつながりが違うのである。(第75項)」
*恵みの分配