11月21日 聖マリアの奉献
十字架の聖パウロは、11月21日聖マリアの奉献の日にスータン(修道服)を着て、「償いの生活」を始めるつもりであったが、翌日が金曜日なので、キリストの受難に敬意を示すために一日待った。1720年11月21日は、生き方を変えるしるしとして髪を短く切った。夕食後、家族はいつものようにロザリオの祈りを唱えるためにひざまずいた。祈りが終わると、パウロは両親から祝福を受けるためにひざまずいたままでいた。そして、パウロは自分の家族を通して受けたことをすべて感謝しながら、テ・デウム(賛美の賛歌)を唱えた。また、自分が通悔者としていき始めようとしていることを表すためにミゼレレ(詩篇51)を唱えた。 (「十字架の聖パウロの生涯」P.スペンサー p44)