マラナタ 主よ 来てください!


畠神父


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 殉教者聖ステファノ

クリスマスの翌日は、教会の最初の殉教者聖ステファノ、
 わたしたちもその模範に従い、敵を愛し、死の前に、迫害する者のために祈ることができますように・・・

 ペトロ岐部と187殉教者の列福を祝った日本の教会、彼らもまた、迫害する者のために祈りをささげました。「残念なことが一つあります。将軍様をはじめ、すべての日本人をキリストへ導くことができなかったことです」(ニコラオ福永ケイアン)
 
 殉教者の生涯は、キリストが十字架上で口にしたあの至高のことばを思わせます。「父よ、彼らをゆるしてください。自分が何をしているのか知らないのです。」(ルカ23章34節)愛のあかしを証言するものです。キリストの誕生からの2千年の歴史みられるものは、殉教者たちのあかしが絶え間なかったことです(ヨハネ・パウロ二世、受難の秘義)

 池田教会の熱心な信徒、モニカ 呉 清子さんが12月24日朝8時10分 主を待ち望む待降節の終りの日、「主イエズス来てください。」その日のミサの集会祈願の通り、主に迎えに来られて旅立ちの日となりました。8月に胃がんの手術をされ、その後回復が思わしくなく、自宅で闘病されていました。池田教会のからしだねに掲載された俳句が故人の最後のものとなりました。82歳の御生涯でした。

 病床にて
  殉教の霊性薫る冬陽ざし   
  枯葉まいほとほと困る動かぬ胃 

 殉教(愛のあかし)の精神を保つ 清い生活をされました。
 永遠の旅たちに こころからの感謝をささげます。

 

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