マラナタ 主よ 来てください!


畠神父


 堅信式を受けるあなたへの手紙

暑中お見舞い申し上げます。

 主はみなさんと共に! 
 この手紙は、堅信の準備をしている皆さんにむけて書いています。

 堅信式は、9月23日午前10時 被昇天学園の聖堂で池長大司教様の司式のもとに行われます。これまで堅信の準備の講座を行いましたが、十分とは言えない中途半端なものだったと私は反省し振り返っています。

 堅信式は、幼児洗礼をうけた皆さんにとっては、ある意味で、洗礼式に匹敵するような内容です。だから教会では、堅信式をとても大切なことと考えています。みなさんの信仰は、家族や親の信仰によって授けられました。親が人生の中で一番大切にしている信仰を愛しているあなたに伝えたのです。あなたは、まだ自分がなぜ日曜日に教会に行かなければならないのか不審に思って、次第に教会のことや信者であることを疎ましく思っているかもしれません。だから、堅信式は、みなさんにとっては、この機会に信者であることは自分にとって何の意味があるのかをじっくり考える必要があるのです。つまり、信仰は神から与えられた賜物であり、主イエス・キリストの名により神の子の身分を与えられたことは、何が人生の目的であり、何があなた自身の人生を豊かにし、何が人々のしあわせとなるのかを考える道が示され、一度限りのあなたの人生を有意義に生きる基盤がすでに与えられていることなのです。だから、堅信式の年齢に達したから、形式的に講座を受けて、自動的に大人の信仰が固められるとは考えて欲しくないのです。堅信式の準備は、信仰の中心、聖霊の働きを理解し、日々の生活のなかで、一人ではなく、あなたとともにいる神、聖霊の導きのもとに生きる決意をすることなのです。

 この夏休み、皆さんに少しでもその導きの手引きができたら幸せに思っています。そこで、「聖霊とともに」(You are not alone! )の小冊子をプレゼントすることにしました。そして、ときどき皆さんに「聖霊とともに」の本のテーマを一緒に考える手紙を書こうと思います。本は手にしても、興味がわかなければ、多くの場合読まないでどこか片隅に置き忘れて、最悪の場合、捨ててしまう人もいるかもしれません。

 でも、皆さんは、神の霊が注がれています。洗礼によって神との壁(原罪)が取り壊され、神の子としての生命が流れています。神の霊(聖霊)は目に見ない実在です。それが目に見えるように、聞こえるように、触れるようになるためには、どのように聖霊が働いておられるか理解する必要があるのです。この小冊子ですべてが書かれているわけではありませんが、話題の柱になると思いました。みなさんに同じ材料を提供し、考え、祈り、これからの人生を聖霊と共に歩んでほしいのです。

今日は、この希望を書いて終わります。
これまでの資料を一覧して整理する必要も感じています。何事も一度ですべてがうまくいくものではありません。アスリートが試合のために長い期間練習します。信者も聖霊の導きをうけるためには日々の祈りが大切です。

聖霊 来てください。
信じる者の心を愛の火で燃やしてください。


2009年7月29日 
池田・日生中央共同宣教司牧チーム

 畠 基幸
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 聖霊への祈り

A prayer to the Holy Spirit 聖霊への祈り

O Holy Spirit           聖霊
soul of my soul           私の魂の魂
I adore you.           あなたを礼拝します。

Enlighten,             私を照らし、
guide,               導き
strengthen and console me.    強め、慰めてください。

Tell me what I ought to do    聖霊、私が為すべきことを教え、
and command me to do it.     また、為すべきことを行うように
                   命じてください。

I promise to submit to everything あながたわたしにお望みになること
that you ask of me       また、私の身に起こること、ことごとく
and to accept all           私は受諾いたします。
that you allow to happen to me.

Just show me what is your will. 主よ、どうか
           あなたの望みが何であるかを あらわしてください。


(Cardinal Mercier メルシエル枢機卿 作)昨日よりはすこし変化を付けました。
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