マラナタ 主よ 来てください!


畠神父


 マリア真田テレサさん逝去

 末期がんでガラシア病院ホスピス病棟に入院中のマリア真田テレサさんが今日9月26日(土)午後2時天に召されました。

 通夜   9月27日 日曜日 午後7時    日生中央教会聖堂
 葬儀   9月28日 月曜日 午前11時半   日生中央教会聖堂

 亡くなる前日、金曜日午後2時頃に訪問して、ゆるしの秘跡、全免償、そして聖体拝領(旅路の糧)を授けました。午後3時ごろ、他の患者を訪問していたわたしを呼ばれたので、ベッドのそばにいくと祈りを望まれたので、一緒に十字架の道行の祈りを始めました。イエス様は同じ苦しみを受けられたので、きっと助けてくださる信じました。痛みがなかなか止まらないので、痛みが止まるように祈ったのち、わたしは、主イエスにすべてをゆだねましょう、家族のしあわせのために祈りましょうと声をかけました。
 
 一留ごとの祈りに、肺に水がたまり苦しい息の中で、テレサさんは、「ハイ」とわたしの祈りの声に応えて最後までしっかりした意識で祈り、終わるとようやく安心して静かな時が続きました。わたしは、これで生涯の償いが終わりましたと宣言し、テレさん、家族のしあわせのためにたくさん祈りました。よかったねと手を握りました。それから、しばらくそばにいて、わたしが帰る4時半頃に、再び声をかけると、目をあけられて「ありがとう」と言われたので、手を握り返して「またお会いしましょう」といってテレサさんとお別れしました。 

 立派な最期で、誰もがまねのできない天国への旅立ちの準備のときでした。こんなに司祭に心を開いて最期まで祈りと秘跡の恵みの力を求めたテレサさんは、「子供たちをわたしのところに来させなさい。妨げてはならない。神の国はこのような者たちのものである」(マルコ10:14)と今、イエス様の国に迎え入れられました。幸せな人 テレサさん、神の国はあなたのものでです。育ち盛りの子供たちを残して天に召されることは不本意でしたでしょうが、これまで以上にもっと、あなたは、子供たちとともに歩み、救いの恵みをとりなすことでしょう。今日もまた主の栄光が輝きました。 
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