マラナタ 主よ 来てください!


畠神父


 第五日 聖霊の臨在

第五日  聖霊の臨在

1.初めの賛歌 主イエスを喜ぶことは(「主に賛美」p123)

2.導入 私たちは旧約聖書の内に、神からの救い主の約束は、預言者によって繰り返されましたが、民は繰り返し堕落しつづけました。民の指導者たちは、神によって与えられた掟を拠りどころとせずに、外国の勢力と同盟を結び、民は偽りの神々を拝むことによって、周辺の異教の民の慣習に倣いました。神はご自分の名によって語る預言者たちを送られました。神がこれらの預言者たちにしばしば現れられたのは,ご自分の現存を、民に対する愛を、思い起こさせるためでした。モーセは申命記7:7~8においてこのことを民に思い起こさせ続けています。今日、私たちは信仰によって、神がすでに、約束された救い主を遣わされたことを知っています。しかし私たちは相変わらず同じように誘惑を受けています。私たちはややもすると、現代社会の物質主義と個人主義を追い求め、富、放縦、権力欲に希望を置いています。利己主義は家庭に、隣人との間に、絶えず緊張の原因となり、国々、共同体間の流血の原因となっています。救済策は神に立ち返ることです。私たちは信仰の欠如の赦しを願い求め、今こそ立ち返りましょう。

3.悔い改め(第一日に同じ)
4.謙遜の祈り(第一日に同じ)
5.聖霊への祈り(第一日に同じ)
6.ことばの祭儀 
  聖書箇所 ガラテヤ3:24~28(朗読)
  賛歌   われらは一つ(「主に賛美」p10)
  福音   マタイ17:1~9(朗読)

7.説話のポイント
 -聖霊の現存はその臨在に示されます。
 -出エジプト13~21 雲の柱と火の柱
 -同じ聖霊はキリストの生涯の内に働いておられます。聖霊がマリアに臨み、その上に力が臨みます。
 -山上の主の変容で、聖霊が、雲の中から降りて来て、イエス、モーセ、エリア、ペトロ、ヤコブ、ヨハネを包み、主の昇天の日に雲がイエスを取られて弟子たちの目から見えなくし、再臨の日に神の子としてのイエスを現されます。
 -第一朗読で聖パウロは、信じて洗礼を受ける者の上に、これらすべてのことの結果を告げています。彼らは神の子とされ、私たちはキリストにあって一つです。
 -私たちの使命は、私たちの模範の光によって、私たちの人生の内におられる聖霊の現存を表すことです。あなたがたは世の光である。山の上にある町は、隠れることができない。

8.賛歌 威光、尊厳、栄誉(「主に賛美」p169
9.祈りましょう(第一日と同じ)
10.終わりの賛歌 Walk in the Light(「主に賛美」p103)
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