マラナタ 主よ 来てください!


畠神父


 信徒総会(池田教会)

三位一体の主日のミサ後、池田教会の信徒総会が行われました。
総会公式議事録の司牧チームの発表では、簡単に箇条書きされた要約内容とはかなり異なるものですが、畠神父が述べたいと考えていたことや、言語化されなかった言葉の背後のつぶやきをも含めた議事録です。


 1 畠神父の挨拶と司牧チームの重点強化目標
  
 小教区の5つの地区の活動を各地区ごとにこれまで以上に教会意識のを培う必要性の凶兆とその対策:
 専門用語で「小共同体」と名付けられるかもしれませんが、そこまで考えての取り組みではなく、将来的に信徒の奉仕が教会的な司牧や養成にかかわる苗床の方向付けなのです。

   ①教会的意識の養成 (「聖書と典礼」の活用 )
 家庭や地区では、主日の「聖書と典礼」の冊子を利用して、みことばのレクチオ・デイビナの手法を取り入れた分かち合いをすることです。

   ②地区活動の見直し -病人・独居老人への愛の奉仕
 現在の信徒台帳と信徒総数は一致していない。司牧の土台が壊れているので、この点をより充実させること。この見直しの中で、独居老人や病人を抱えている家族との接点が生まれてくる。地区はもっとも頼りになる一番の奉仕者でなければならないのです。(従来は、レジオ・マリアのような信心団体の奉仕が組織されていたのですが、もうそれは池田・日生ではありません。身近な信徒の手でしなければならないのです。)

   ③典礼奉仕のチームの活性化への提案と実施プラン
    (典礼当番と司祭・奉仕者との連帯)
 地区にある任命された特別聖体奉仕者(集会祭儀奉仕者)と地区の典礼当番(朗読・共同祈願・奉納献金)と典礼委員会の先唱者のチームと音楽奉仕者が司祭と共に直前の一週間前には毎回の主日のミサを準備します。(これが教会の典礼活性化の要だと思います。)ここに日曜学校のリーダーも資料研究のために顔を出していただければ、子供ミサへの準備も整ってくるでしょう。

※からしだねの巻頭言の記事は、わかりづらいものがありましたが、わたしの文章は、書きあがるまで 時間がかかり、まだあの文章は最初のドラフトでまだ完成していないものでしたが、時間切れで最初の草稿で提出しました。 未熟だったと反省しています。(畠談)

 2 高橋正信評議会議長の挨拶と重点活動目標
  
   ①祈りを深める
   ②各委員会のメンバーの拡充
   ③子供への取り組み

 3 各委員会の報告(今年度の活動予定)
   ①総務委員会
   ②財務委員会
   ③典礼委員会
   ④福音宣教委員会
   ⑤研修委員会
   ⑥社会活動委員会
   ⑦地区委員会

   終わりの祈り(畠神父)

 日生中央・池田合同黙想会

新緑のまだ肌寒い一日、ミカエル松浦悟郎司教様を講師に迎えて、合同黙想会が開かれました。

 悟郎司教様が、黙想会のために持ってこられた楽譜は、日生中央教会や池田教会では全く歌ったことのない曲だったので、最初に悟郎司教様のピアノ伴奏で練習することから黙想が始まりました。

 テゼの曲では、5 Bless the Lord (わが心 たたえよ主を)
 39 聖霊なる霊よ 愛の火を
 47 父よ ゆだねます
    与えたまえ 主よ

 わたしをお使いください。(マザーテレサの祈り)
              作詞作曲 上村幸一郎
 マリアの賛歌       詩曲   山本きくよ


ギターの伴奏は池田教会のミゲルさんが担当してくれました。
フラメンコの本場スペインから来日されたミゲルさん、12年前から池田教会の信徒です。
・・・・・・・・・

  10時~10時30分
  講話 Ⅰ  

  「風のなかで 友のために祈る」 好きな言葉
 聖霊の季節 風や火(舌)は聖霊のシンボルとして使われている。
 
 神のない人生と神のいる人生・・・
 もしこの世界に神がいなかったら 存在の意味がなくなる
 神はわたしにかかわる。名を呼んでくださる。(聖書の始めから)
 ここにわたしがいる。 一つの意味、時空間での出会いが実現
  
  復活後のイエスの現存体験 ~ さまざまあるが、教会は秘跡的な形でイエスの愛の現存を体験してきた。イエスの愛の呼びかけとその応答が大切になる。この体験は具体的な人や出来事を通して与えられる。神があるかないかという神存在の問題よりも、どのような神を信じているか わたしとのかかわりのある神様を知ることが生活の中での信仰体験となる。七つの秘跡の一つとして、ゆるしの秘跡について今日はお話したい。イエスさまが世に遣わされたのは赦すためです。

 秘跡一般の特徴
 キリストとの出会いと派遣  
まつうら1


 最後の晩餐のなかにある洗足場面での<ゆるしの秘跡>の洞察
 上着を脱ぐ(いのちを捨てる) 上着を着ける(いのちを得る)
 ギリシャ語で表現される語は( )の動詞が充てられている。

 過去の赦しの秘跡の実践 =裁く神  形式的習慣化
 公会議後の秘跡     =イエスの愛との出会いと和解


 単に赦しにとどまらず、和解へと向かう (未来志向の秘跡)
 和解は元の関係をとりもどすことである。

 正義と不正義について:

 訃報

 長期の癌との闘病の後マリア・マグダレーナ松本裕子様(松本一宏神父のご母堂)は、聖霊降臨の祝日後の翌日5月24日午前6時 家族が見守る中永遠のふるさと天国へ旅立たれました。長い間 皆様のお祈りの支え、ありがとうございました。

 通夜 5月26日(水) 午後6時より 
 葬儀 5月27日(木) 午前11時~12時

 場所 カトリック浦和教会
 喪主 松本 善一 

 池田・日生中央両教会の評議会議長とデニス神父・畠神父は葬儀に出席する予定です。 

 ノベナ 第9日(5月22日)

聖霊と聖霊の賜物の新たな注ぎを求めるとりなしの祈り9 Intercession for a new outpouring of the Holy Spirit and His Gifts

日々のノベナの祈り( 一日一時間を充てる)
● 教皇ヨハネ23世の祈りを使い、聖霊への呼び掛けの祈りで始める。
● 聖書朗読箇所に基づいて、その日のテーマについて黙想する。
● その日のとりなしの祈りのテーマについて祈る。
● 聖霊の続唱を最後に唱える。

聖霊への呼びかけの祈り:(教皇ヨハネ23世)
Invocation
“Renew your wonders in this our day, as by a new Pentecost. Grant to your Church that, being of one mind and steadfast in prayer with Mary, the Mother of Jesus, and following the lead of Blessed Peter, it may advance the reign of our Divine Saviour, the reign of truth and justice, the reign of love and
peace, Amen” (John Paul XXIII).

祈願
(主よ、)この現代に、新たな聖霊降臨によるかのように、あなたの不思議なわざを新たにしてください。イエスの母、聖マリアと共に一つの心で忠実に祈りつつ、聖ペトロの指導の下に従うあなたの教会に対し、どうか、わたしたちの神、救い主の支配する国、真理と正義、愛と平和の国を広めることをお許しください。アーメン」(教皇ヨハネ23世、1961年12月25日)

祈願
Invocation:
‘Do not leave Jerusalem, but wait there for what the Father has promised….John baptised with water but, not many days from now, you will be baptised with the Holy Spirit.’
祈願
「エルサレムを離れず、父が約束されたものを待ちなさい。ヨハネは水で洗礼を授けたが、あなたがたは間もなく聖霊による洗礼を授けられるからである。」

Scripture: Acts 1:4; Eph. 4:12; 1:10 1Cor 12:1-11
聖書朗読: 使徒 1:4; エフェソ 4:12; 1:10 Ⅰコリント 12:1-11

‘Come, Holy Spirit, come and renew the face of the earth! Come with your seven gifts, Spirit of Life;
Come, Spirit of Communion and Love!
The Church and the world need you. Come Holy Spirit,
and make ever more fruitful the charisms you have bestowed on us.’ (Pope John Paul II)
’聖霊、来てください。来て地の面を新たにしてください!
生命の霊、七つの賜物とともに来てください。交わりと愛の霊、来てください!あなたを必要としている全教会と世界のために。聖霊、来てください。あなたが私達に授けられた種々のカリスマをもっと豊かに実らせてください。(ヨハネ・パウロ2世)

Prayer intention:
Pray for a new outpouring of the Holy Spirit in your
life. May the Gifts of the Spirit be more fully
manifest for the building up His body in love and for
bringing all things in heaven and earth under his
headship.
祈りの意向:
あなたの人生に聖霊の新たな注ぎを祈りましょう。
聖霊の賜物がもっと充溢して現わされ、愛によって霊の体を築き上げ、天と地にあるすべてのものを霊の指導の下におかれますように。

聖霊の続唱:
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 ノベナ 第8日(5月21日)

聖十字架の勝利のためのとりなしの祈り
8 Intercession for the Victory of the Holy Cross

日々のノベナの祈り( 一日一時間を充てる)
● 教皇ヨハネ23世の祈りを使い、聖霊への呼び掛けの祈りで始める。
● 聖書朗読箇所に基づいて、その日のテーマについて黙想する。
● その日のとりなしの祈りのテーマについて祈る。
● 聖霊の続唱を最後に唱える。

聖霊への呼びかけの祈り:(教皇ヨハネ23世)

祈願
(主よ、)この現代に、新たな聖霊降臨によるかのように、あなたの不思議なわざを新たにしてください。イエスの母、聖マリアと共に一つの心で忠実に祈りつつ、聖ペトロの指導の下に従うあなたの教会に対し、どうか、わたしたちの神、救い主の支配する国、真理と正義、愛と平和の国を広めることをお許しください。アーメン」(教皇ヨハネ23世、1961年12月25日)
Invocation:
Come, Holy Spirit, let your victory be proclaimed
and your glory be revealed upon the face of the earth.
祈願
聖霊、来てください。主の勝利が告げ知らせられ、主の栄光が地の面に現わされますように。

Scripture: Eph. 1:15-23; 2:16; 1 Cor. 1:17-18
聖書朗読: エフェソ 1:15-23; 2:16; コロサイ1 1:17-18

‘We should glory in the cross of our Lord Jesus
Christ, for he is our salvation, our life and our
resurrection; through him we are saved and made
free. (Liturgy, Triumph of the Cross)
「主イエス・キリストの十字架を称えます。主は私達の救い、いのち、復活であり、主によって私たちはあがなわれ、自由にされました。」
(十字架の称賛の祝日 典礼集会祈願文)

Prayer intention:
Pray that the victory of the Holy Cross and its
saving power be manifested in our lives and
proclaimed over all the earth. ‘We adore you O
Christ and we bless you; because by your Cross you
have redeemed the world.’

祈りの意向:
聖なる十字架の勝利とその救いの力が私達の上に現わされ、また全地に告げ知らせられますように。「主キリスト、あなたを礼拝し賛美します。あなたは尊い十字架によって世を救ってくださいました。」

 ノベナ 第7日(5月20日)

7 福音宣教への権能を求めるとりなしの祈り
7 Intercession for Empowerment for Evangelisation

日々のノベナの祈り( 一日一時間を充てる)
● 教皇ヨハネ23世の祈りを使い、聖霊への呼び掛けの祈りで始める。
● 聖書朗読箇所に基づいて、その日のテーマについて黙想する。
● その日のとりなしの祈りのテーマについて祈る。
● 聖霊の続唱を最後に唱える。

聖霊への呼びかけの祈り:(教皇ヨハネ23世)

祈願
(主よ、)この現代に、新たな聖霊降臨によるかのように、あなたの不思議なわざを新たにしてください。イエスの母、聖マリアと共に一つの心で忠実に祈りつつ、聖ペトロの指導の下に従うあなたの教会に対し、どうか、わたしたちの神、救い主の支配する国、真理と正義、愛と平和の国を広めることをお許しください。アーメン」(教皇ヨハネ23世、1961年12月25日)

Invocation:
Come, Holy Spirit, empower us to fulfil your call to
be witnesses to the end of the earth and to be
bearers of the Good News.
祈願
聖霊、来てください。地の果てまで証人となり福音の使者となる召命を果たせるように私達に権能をお授けください。

Scripture: Matt 28:16-20; Lk 24:49; Acts 1:8
聖書朗読: マタイ 28:16-20; ルカ 24:49; 使徒 1:8

‘Those who allow themselves to be led by the Holy
Spirit understand that placing themselves at the
service of the gospel is not something one can say no
to, because they realise how urgent it is to convey
this Good News to others.’ (Pope Benedict XVI)
’聖霊に導かれることに身を任せる人は、福音に仕える身となることは、何かあれこれ拒否できることではないと理解するのです。なぜならば、人々に福音を宣べ伝えることはいかに緊急の用であるかよくわかるからです。(ベネディクト16世)

Prayer intention:
Pray for a new empowerment by the Holy Spirit so
we can be effective witnesses, and for a new boldness
in bringing the Gospel to the whole of creation; for
the work of a ‘New Evangelisation’ in the Church.
祈りの意向:
聖霊によって与えられる新たな権能のために祈りましょう。これによって効果的なあかし人となりますように。また、全被造物に福音を述べ伝えられる新たな大胆さを祈りましょう。また、教会の中で”新たな福音宣教”のための働きのために祈りましょう。

 ノベナ 第6日(5月19日)

6 和解と癒しのためのとりなしの祈り(6 Intercession for Reconciliation and Healing )


日々のノベナの祈り( 一日一時間を充てる)
● 教皇ヨハネ23世の祈りを使い、聖霊への呼び掛けの祈りで始める。
● 聖書朗読箇所に基づいて、その日のテーマについて黙想する。
● その日のとりなしの祈りのテーマについて祈る。
● 聖霊の続唱を最後に唱える。

聖霊への呼びかけの祈り:(教皇ヨハネ23世)

祈願
(主よ、)この現代に、新たな聖霊降臨によるかのように、あなたの不思議なわざを新たにしてください。イエスの母、聖マリアと共に一つの心で忠実に祈りつつ、聖ペトロの指導の下に従うあなたの教会に対し、どうか、わたしたちの神、救い主の支配する国、真理と正義、愛と平和の国を広めることをお許しください。アーメン」(教皇ヨハネ23世、1961年12月25日)

Invocation:
Come, Holy Spirit, help us live together in unity,
humility and love.
祈願
聖霊、来てください。わたしたちが一致と謙遜と愛のうちに、ともに生きられるよう助けてください。

Scripture: Ps 133:1-3; Eph 4:1-6; Mk 11:25; Lk 17: 3-4
聖書朗読: 詩篇 133:1-3; エフェソ 4:1-6; マルコ 11:25; ルカ 17: 3-4

‘May the experience of forgiveness and the value
given to every spiritual gift help everyone to build a
fellowship nourished by the breath of the Spirit of
the Risen Lord’. (Pope John Paul II)
ゆるしの体験と霊的賜物に付与される価値によって、わたしたちが復活された主の霊の息吹によって養われる交わりを築くことを助けてください。(ヨハネ・パウロ2世)

Prayer intention:
Pray for reconciliation in broken relationships and
the healing of life’s hurts. May the peace of Christ
that has broken down every dividing wall lead us
into unity. Pray this for your diocese, parish, family
and yourself.
祈りの意向:
壊れた関係の和解のためと傷ついた人生の癒しのために祈ります。
へだての壁を打ち砕くキリストの平和によって、私達が一つに導かれますように。この意向を、教区、小教区、家族と私達自身のために祈ります。

 ノベナ 第5日(5月18日)

5 回心と聖性のためのとりなしの祈り
(5 Intercession for Conversion and Holiness)

日々のノベナの祈り( 一日一時間を充てる)
● 教皇ヨハネ23世の祈りを使い、聖霊への呼び掛けの祈りで始める。
● 聖書朗読箇所に基づいて、その日のテーマについて黙想する。
● その日のとりなしの祈りのテーマについて祈る。
● 聖霊の続唱を最後に唱える。

聖霊への呼びかけの祈り:(教皇ヨハネ23世)

祈願
(主よ、)この現代に、新たな聖霊降臨によるかのように、あなたの不思議なわざを新たにしてください。イエスの母、聖マリアと共に一つの心で忠実に祈りつつ、聖ペトロの指導の下に従うあなたの教会に対し、どうか、わたしたちの神、救い主の支配する国、真理と正義、愛と平和の国を広めることをお許しください。アーメン」(教皇ヨハネ23世、1961年12月25日)

Invocation:
Come, Holy Spirit, let faith and hope arise in the
hearts of people and let your glory be manifested in
your Church.
祈願
聖霊、来てください。人々の心に信仰と希望が生まれ、神の栄光が全教会の上に現わされますよう。

Scripture: Rom 8:28-30; 10:9-11; Jn 3:5-8
聖書朗読:ローマ 8:28-30; 10:9-11; ヨハネ 3:5-8

‘Holiness is the priority in every age, and therefore
also in our own time. The Church and the World
need saints, and we ourselves become holier the
more we allow the Holy Spirit to configure us to
Christ.’(Pope John Paul II)
「聖性はいつの時代にあっても最優先されるべきであり、それは現代においても変わない。教会と世界は聖人を必要とし、わたしたちが聖霊によってキリストの似姿に近づくほど、わたしたち自身はより聖なるものになるのです。」(ヨハネパウロ2世)

Prayer Intention:
Pray for the conversion of sinners, for growth in
holiness and the revelation of God’s Glory, - in the
church, in the world, in your family and in your life.
祈りの意向:
罪人の回心のために祈ります。教会、世界、家族、個人の聖性の成長、神の栄光の啓示のために。

 ノベナ 第4日 (5月17日)

4 社会の刷新のためのとりなしの祈り
(4 Intercession for the Renewal of Society)

日々のノベナの祈り( 一日一時間を充てる)
● 教皇ヨハネ23世の祈りを使い、聖霊への呼び掛けの祈りで始める。
● 聖書朗読箇所に基づいて、その日のテーマについて黙想する。
● その日のとりなしの祈りのテーマについて祈る。
● 聖霊の続唱を最後に唱える。

聖霊への呼びかけの祈り:(教皇ヨハネ23世)

祈願
(主よ、)この現代に、新たな聖霊降臨によるかのように、あなたの不思議なわざを新たにしてください。イエスの母、聖マリアと共に一つの心で忠実に祈りつつ、聖ペトロの指導の下に従うあなたの教会に対し、どうか、わたしたちの神、救い主の支配する国、真理と正義、愛と平和の国を広めることをお許しください。アーメン」(教皇ヨハネ23世、1961年12月25日)
Invocation:
Come, Holy Spirit, and renew the face of the earth.
.Transform society by the power of your Spirit.
祈願
聖霊、来てください。地の面を新たにし、聖霊の力で社会を変革してください。

Scripture: Mk.16:16-20. Lk.4: 18-19, Rev. 21: 3-5
聖書朗読:マルコ 16:16-20. ルカ 4: 18-19, 黙示 21: 3-5

“Jesus announces the beginning of a new age in
which the Holy Spirit will be poured out over all of
humanity (Lk.4:21). The outpouring of the Spirit of
Christ is a pledge of deliverance against everything
that impoverishes us”. (Pope Benedict XVI)
”聖霊が全人類に注がれる新しい時代の始まりを、イエスは宣言されました。「この聖書の言葉は、今日、あなたがたが耳にしたとき、実現した」(ルカ 4:21)キリストの霊が注がれることは、私達を貧しくする全ての事に対抗する解放の証印です。”(ベネディクト16世)

Prayer intention
Pray for the coming of the Kingdom and for the
Culture of Life born of the Spirit, to penetrate the
whole of Society; for governments, and those in
public office in your continent and nation.
祈りの意向:
神の国の到来と、聖霊から生まれる「生命の文化」が社会全体に浸透しますように、各国の政府機関や公的機関で働く人々のために祈りましょう。

 五月十六日 聖ジェンマ・ガルガーニ (記念日)

五月十六日 聖ジェンマ・ガルガーニ
(記念)

聖ジェンマ・ガルガーニは、1878年イタリア、ルッカ市近郊に生まれた。幼少の頃より主の御受難の黙想に献身することにより、清い生涯を送り、天国への強い憧れを抱くこととなった。両親を失ってからは、熱心な信徒の家に温かく迎え入れられた。純潔の誓いを神にささげ、喜んで完徳の道をひた走ることに専心し、ご聖体と十字架のイエスに非常に篤い信仰を持っていた。超自然的なカリスマに特別に恵まれ、罪人の回心のために神に自らを奉献。御受難修道女会へ入会を切望したが、様々な困難により実現されなかった。それにもかかわらず、世俗における類まれな聖性の模範として知られることとなった。1903年4月10日、聖土曜日、ルッカにて帰天。



第二朗読 ① 
教皇ピオ十二世の教令書簡
「サンクティテユディニス・クルメン」より

《聖女は肉体において、イエス・キリストの生き写しであった。》
卓越した神のはしためジェンマは霊的生活に誠に献身した。聖女は、その養母として有名なチェチリア・ジャンニーニ夫人と、イエスや霊的な事柄について長時間にわたり何度も論じ合った。聖女は社会生活の空虚さを避け、キリストの受難を熱心に黙想するのを常とした。昼も夜も、神との親しい交わりに身を入れていたのである。信頼のおける証言によれば、その生涯の終わりの数年間、神のはしためジェンマはたびたび恍惚の状態になり、他の多くの聖人伝にも記されているような、長時間にわたる恍惚や超自然的な賜物に恵まれた。これら神からの恵みのうち、あるひとつの特別な恵みが存在した。それは聖女の、純潔な身体を通して、生けるキリストが姿を現し、その受難のあらゆる苦しみに彼女を参与させる神秘である。聖女は両手と両足がくぎによって貫かれ槍によって刺されるのを感じた。時には、御傷の跡である聖痕が現れたこともあった。また、主イエスご自身と聖母の出現を受けたとも報告されている。聖女は、守護の天使の存在を身近な友として体験し、しばしば会話を交わしていた。そのほかにも、ジェンマは数々の不思議な恵みの出来事を、霊的指導司祭の命によって詳しく記している。それらを見ると、この選ばれしおとめジェンマとキリストとのあいだには、魂と心の深い一致があり、聖女は使徒パウロと共に「わたしは、キリストと共に十字架につけられています。生きているのは、もはやわたしではありません。キリストがわたしの内に生きておられるのです」と言えるほどであったことを、明らかに示しているようである。
この神のはしためは、しばらくのあいだ、修道共同体に入ることを望み、自分が御受難会修道女になるよう召されていると思っていた。神が自分を、より厳しい禁欲生活と、キリストの受難のより深い黙想とに呼んでおられると感じていたのである。これが主たる使命であったし、十字架の聖パウロ自身が、創立した修道会に残した聖なる霊的遺産と同類であったために、ジェンマは再度にわたりタルクイニアの観想修道院への入会を願った。しかし数々の妨げ、とりわけ病弱なことと、驚嘆すべき恵みを受けたことによる名声が立ちはだかった。そうしてついに彼女の病気が進行し、もはや入会を完全にあきらめざるを得なくなった。だがたとえ御受難会共同体の囲いの中に属することができなかったとしても、個人的に誓願を立てていたので、聖女はれっきとした会員であると見なされるべきであろう。ジョバンニ・ボルペ司教と、御受難会司祭の、聖スタニスラウスのジェルマーノ神父という、聖なる霊的指導者たちの指導のもとで、ジェンマは信徒としてキリスト教精神を立派に証しし、キリスト教的完徳の模範となった。実際に聖女は神学的および道徳的な徳をすべて、英雄的なまでに実践したのであり、われわれは、聖女の全生涯が徳の絶えまない実践のために費やされたと言えるのである。

聖霊よ、あなたはおん父とおん子からの永遠の力です。アーメン。
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