主の十字架の称賛の祝日に
第17回百日間連続ミサ共同祈願への招きのことば
9月14日(金)~12月22日(土)
兄弟姉妹の皆さまへ
コロサイの信徒の手紙にある初めにある聖パウロの挨拶を皆さまに贈ります。
「神の御心によってキリスト・イエスの使徒とされたパウロと兄弟テモテからコロサイにいる聖なる者たち、キリストに結ばれている忠実な兄弟たちへ。わたしたちの父である神からの恵みと平和が、あなたがたにあるように。」(コロサイ 1章1節~2節)
第16回目の共同祈願は、8月20日満願日を迎え第16回聖霊による刷新関西大会の参加者280名と共に感謝の祈りをささげました。皆様の共同祈願の意向(葉書805枚)を籠に入れて祭壇に奉納しました。第16回目の共同祈願から新しい試みとして、皆さまに貧しい人々への献金と司祭修道者黙想会への支援をお願いしました。ざっくばらんにその結果を報告しますと、1日10円の分かち合い献金は529名(振込489名、現金40名)、内、ジャマイカへの福祉活動支援金は691000円、司祭修道者黙想会支援金は813100円、合計百五十万四千百円になりました。ジャマイカへは、この金額とデニス神父(池田教会)の献金十万円を加えて一万ドルになるように調整(為替と手数料)して八十万円を七月末日に送りました。司祭黙想会への支援金は、黙想者の参加費から黙想指導者バート神父様への交通費、指導謝礼、通訳謝礼、宿泊料金などを賄って赤字分28万円程を補填した残額五十二万四千円になりました。黙想会全員の希望は、翌年の黙想会のための企画、広報のために使い、聖霊による刷新司祭修道者の黙想会が今後も継続できるように準備資金にするということでした。
一日10円献金は、わたしの当初の予想、50万円にもなれば上出来という思いを完全に超えました。わたしがいかに不信仰で、みなさまの寛大な心を知らなかったかを知りました。そして、ミサの精神、少年の5つのパンと二匹の魚の捧げものを主が受け取って感謝をささげると、今日でも5000人以上の人々が食べてなおあり余るほどに豊かに満ちあふれさせてくださる神の御心に触れました。皆さま、分かち合いの日々の祈りと犠牲、ありがとうございます。コロサイの手紙の1章の3節から言葉が真実なものとして、聖パウロのように喜びをもって祈ります。
福音は、世界中至るところでそうであるように実を結んで成長しています。・・・この分かち合い献金の意向を次のようにお願いします。第17回は、①東日本大震災の被災地の子供たちのため、また②来年度の聖霊による刷新の事務局の活動費用のため 一日10円の犠牲をお願いします。(振込用紙に、事務局の活動費用の項目を印字しました。)
さて、第16回共同祈願の期間中、多くの研修と大会の学びがありました。聖霊による刷新関西大会には、「この時のためにこそ」というテーマでホワイトヘッド夫妻をお招きしました。新しい福音宣教には、新しい聖霊降臨が伴うものですと、聖霊刷新との出会いからIICRS会長になって教皇ヨハネ・パウロ二世との深い友情と交わり、そして今日にいたるまでの夫婦の信仰の歩みとをユーモアを交えて証ししてくださいました。そして、バート神父様からは、司祭黙想会や研修会で祈りの賜物を発展させ実りのあるものにする成長の秘訣、持続的な成長の教えをいただきました。大会は、素晴らしいものですが、大会の後も日々の生活で成長し続けなければ、大会は単なるガソリン・ステーションで終わってしまうとの言葉が響きました。バート神父様は「Koinonia Recipe(共同体造りのレシピ)」を、ホワイトヘッド氏は「Towards a Fuller Life in the Holy Spirit (聖霊におけるより豊かないのちの充満にむかって)」を、長年の黙想と経験の結果を書き記したもので、日本のこれからの発展に参考になると思うので使ってくださいと、遺言のようにわたしにプレゼントしてくださいました。フィリピンの共同体運動、英国の夫婦・家庭中心の聖霊刷新運動には、私たちの将来のビジョンが描かれています。たとえば、英国のウェブを見ると、福音宣教用DVDの教育プログラムとして:
www.faithcafe.orgまた、英国の聖霊刷新の家庭大会、
www.celebrateconference.org があります。これらは聖霊による刷新の働きがグループ内にとどまることではなく、教会全体に影響を与える信仰の中核グループになる証しです。聖霊による刷新運動の初期の期待を混乱と疑いの中でも聖霊の導きに信頼しながらホワイトヘッド夫妻やバート神父は今日まで忍耐強く信仰の刷新プログラムとして根付かせて、教会の中でなくてはならい福音として発展させ、公認されていることは私たちの希望です。
本当に先人たちの素晴らしいビジョンやプログラムに魅せられます。翻って私たちはどうすればいいのかと思うとき、強く感じることは、「執り成しの祈りの緊急性」です。多くのものが祈りによって成し遂げられている。シリル・ジョン氏が昨年分かち合い、教えてくださった「執り成しの祈り」の賜物と教えです。シリル氏の「執り成しの祈り教本」29~30ページにある「執り成しの緊急性」は、今日の日本の状況にも当てはまります。この箇所を第17回の共同祈願の合同の祈りとしたいと思います。ペトロとヨハネは、イエスの名にてよって誰にも話してはならないと命令された後、仲間のところへ行き、その出来事をすべ報告すると、今度は信者の共同体が彼らと共に祈ったことでした(使徒4・23~31)。ところが、日本の教会の現状は、共に祈る共同体を失っていると思います。司祭を含め、一人の孤独な信者が多数集まっているのです。そのような教会の友のために、私たちは祈りをささげることを誓います。どのように祈っていいのか苦しむ友のために、祈りをささげます。幸いに、私たちには、百日連続ミサの共同祈願の祈りをささげる祈る共同体があります。この祈りは、イエスの御父に対する「アーメン」すなわち、「ご覧ください。わたしは来ました。御心をおこなうために」(ヘブライ10:9)のイエスのみ心に与る奉献の祈りです。また、マリア様の「フィアト(仰せのようにこの身になりますように)」の受諾の祈りです。「友のために自分の命を捨てること、これ以上の大きな愛はない(ヨハネ15・13)」それほどの緊急の祈りです。終わりのときに至るまで、私たちには、この祈りのミッションがあります。ミッションは「使命」とも「派遣」と訳されますし、「宣教」とも訳される場合もあります。しかし、ラテン語の源をたどれば、それは「発出」すること。つまり「聖霊は、父と子から出て、」としたニケア・コンスタンチノープルの信条のあの原初の意味に突き当たります。私たちは、聖霊に促されて、緊急の、この国、この教会、この友、この時のためにこそ執り成しの祈りをささげます。私たちのアーメンは、いつか賛美の歌になり、永遠の宴での「新しい歌(異言)」を奉げることになります。アーメン アレルヤ
第17回 百日連続ミサ 共同祈願
9月14日~12月22日(百日間)
✚聖霊、来てください。
今日、私たちのこの世界の、この都市にも。
「アーメン・アレルヤ」の賛美歌を歌う。
共同の祈り:
主よ、あなたの目を私たちの祈りに向けてください。
今日においても御手を伸ばし、イエスの名によっていやし、奇跡、不思議なしるしがおこるようにしてください。なぜなら私たちは、無関心で、耳が聞こえず、心が頑なで、言葉だけではもはや不十分だからです。私たちのためではなく、あなたの栄光と御国の拡大のため、あなたの再度のしるしと不思議な業を求める勇気を私たちにお与えください。
事実、あなたは、そのようなしるしは「信じない者たちにとって」有益であるとおっしゃいました(Ⅰコリント14・22)。しかし、私たちの世界は再び、信じない者ばかりになってしまいました。それゆえ、わたしたちはこの世を説得するかもしれない、あるいは少なくとも注目をひくかもしれない、あなたのしるしを必要としているのです。あなたは、宣べ伝える者と共に働き、「伴うしるしによって」(マルコ16・20)彼らの言葉を確証すると私たちに約束してくださいました。(シリル・ジョン氏 「執り成しの祈り教本」30ページ)
あなたの祈りの意向を加える:
これら祈りを人類一致のための秘跡、パンとぶどう酒の神秘を通して御父に委ねます。
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン
奉納者の名前_____________________
PS:関西大会のDVDは、畠神父制作につき一組7枚を1000円(実費)でお分けします。
二日目昼と三日目朝の講話は操作ミスで収録できませんでした。(欲しい方は振込用紙に明記の上、お申し込みください。朝の祈り、最初の日のミサも収録されていません。またメモリーカードの限界で、途中までしか録画できていないところもありますが、大会の雰囲気やホワイトヘッド夫妻の人柄と教えを味わうにはよいビデオです。)
以下続きをクリックして葉書文面テキストをコピーして共同祈願に奉納してください。